人間関係の難しさ

人付き合いって難しい

人間関係がとにかくつらい

2014-10-15 18:48:01Tag: >

● 人間関係に悩む看護師さんも

看護師の退職理由の上位は、出産や子育て介護が締めていますが、実際のところは人間関係がつらくて我慢できず退職・転職を決意する方が多いようです。とはいえ、次の就職のために退職自由をはっきりとさせなければなりません。そのためギリギリ環境が変わるのを待って退職や転職を選択するようです。
そもそも看護師は、命に係わる処置もあり、ミスが許されない職場でもあります。そのため、長時間、高い緊張状態、ストレスにさらされるわけです。看護師の皆さんはさばさばしてとてもすっきりとした性格の人が多いのですが、看護師は複雑な人間関係の中で働いています。例えば、医師との関係、看護師の上司との関係、そして同僚間、患者さんとの関係、患者の家族の関係と大変入り組んでいます。そのため、一般の職場以上の高度なコミュニケーション能力が必要になります。

● 人間関係が辛いと感じる人も

看護師の悩み相談を見ていると、上司からのパワハラや陰に隠れた陰湿ないじめに悩んでいる方も多くいます。中途採用者は、「腕試し」といわれる洗礼を受けることもあるようです。
個人対個人の場合は、なんとか我慢できても、集団での無視や軽視、大勢の前で大声で指導される等、非常に苦しんでいる方もいます。
生来、明るく元気な看護師さんであっても、人間関係が悪化していると次第に精神が摩耗し、疲れ切ってしまいます。「自分が悪いせいでは?」「私がミスしたからでは」と自分ばかりを責めていないで、ぜひ周りの人に相談してみてください。
転職支援会社のコンサルタントが看護師の悩み相談も受け付けてくれます。オフレコで相談してみるのも良いかもしれません。

● 転職を考えるときは

人間関係がつらくて、一刻も早く別の職場に行きたいと転職を決意する方もいます。けれども、理由が「人間関係」の場合は、入念な準備が必要です。なぜなら、思い付きで転職をしたために、さらにひどい人間関係のところに当たってしまったという方もいるからです。
転職の際には、新しい職場になれることと新しい人間関係を構築すること、患者さんたちとのコミュニケーションをとること等、すべてを同時にこなさなければなりません。また、中途退職者に対する風当たりというものもあり、執拗な腕試しに合う方もいます。そのため、心がほとほと弱って疲れ切った状態で転職すると失敗する可能性が大きいです。
もしも、転職を狙うなら、まずはご自身の健康を取り戻すことから始めましょう。もしもメンタル不全にかかってしまった可能性があるのなら、しっかりと専門科医を受診して治療に踏み切りましょう。もしも体力的に限界にきているなら、少しだけ長めに休みを取って体力を回復させましょう。心も体も元気になり、転職先の人間関係も良好な病院やスキルアップを狙える魅力ある病院等の優良物件が出てからでも転職するのは遅くありません。将来の自分にプラスになるための転職を目指してください。

● 人間関係を少しでも改善するために

【認知行動療法を実践してみる】

うつ病やもえつき症候群で紹介した認知行動療法ですが、これは人間関係がきついと感じた時にもとても使えます。
たとえば、上司のパワハラがすごくて耐えられないと感じている方の場合、確かに上司は大声で大勢の前であなたを叱ったけれど、もしかするとあなたの将来に役立つと思って行ってくれたことかもしれません。つらいと感じた事件を「コラム法」で振り返り、もっといろんな受け止め方があったかもしれないと振り返る練習をしてみましょう。
何度もやっているうちに、強い口調で言われた言葉でもしっかりと受け止めたり、流したりすることができるようになります。

【伝え方を工夫してみる】

「サンドイッチ法」というものがあります。例えば、後輩にミスを指摘しなければならない時、いきなりミスのことを追求するのではなく、初めにいつもの仕事ぶりをほめ、笑顔で話を聞いてくれているのを確認してから、「実はね、…」と落ち着いた声で丁寧に指導内容を話す。そして、最後にいいところをほめるという方法です。
はじめと最後をほめる言葉で挟むと、相手に指導内容がしっかりと伝わりやすくなるだけでなく、「叱られた」という強いマイナスイメージを与えなくて済みます。
反対に、いきなり「さっきの処置は何なの?」といきなり大声で指導したとします。すると、相手は、「ミスした?」「怒られてる?」とミスをしたショックと怒鳴られているショックで指導内容が頭に入ってきません。そのためあなたに対するマイナスイメージを強く持つだけでなく、自信も冷静さも失ってしまいます。
言いにくいことや指導内容はサンドイッチで。どんなに怒りのスイッチが入っても、10数えて心の嵐が過ぎ去ってから丁寧にゆっくりと話す。そういった伝え方を工夫することで、人間関係が変わってくるかもしれません。

【自分の研究テーマに集中してみる】

どうしてもつらくてたまらなくなったとき、自分の研究テーマに集中し打ち込んでみるという方法もあります。最近では看護師も自分のテーマを持ち研究発表する機会が増えてきました。この研究テーマを追求するためには、まずは患者さんのことを良くコミュニケーションをとり観察することが必要です。
研究テーマに熱中するうちにほかの人間関係が気にならなくなってきます。今いる病院の設備が自分の研究にピッタリな場合があります。転勤したら以前のような研究ができなくなったという方もいます。熱心に集中して何かをやっている人に悪意をぶつけるのは難しいものです。今ある環境を最大限に利用して学びつくすうちに人間関係も少しずつ変わっていくと思います。

● 転職をするなら
【口コミ情報を収集できる転職支援会社を利用してみましょう】

転職支援会社のコンサルタントは、人間関係の悩み相談もしてくれます。看護師さんの悩みを何例も聞き取ってきた方たちなので、看護師さんの良い味方になってくれます。もしも転職を決意するなら、やはり事前の情報は最大限に集めておくのが大切です。
どうせ転勤するのなら、将来への夢、自分の人生を充実させるために譲れない条件、あるいは家族との暮らしも優先できる職場等、自分の新しい人生を作るために必要な職場環境を探してみましょう。
もうつらい。辞めたい。そういうマイナスイメージのまま転勤するよりは、ここに行ったらこの研究を突き詰めたい、ここなら最先端の医療を学べる等、自分にプラスになるところを選びたいものですね。
人間関係にとにかく苦労した方は、面接前に一度病院に行き、自分の目でしっかりと職場の雰囲気を見に行った方がよいと思います。人間の勘というものはすごいもので、第一印象でおよその職場の雰囲気はつかむことができます。

関連サイト【人付き合いに悩む人のための手引き